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研修講座のご案内

第25回夏期研修講座のまとめ

2016年08月24日(水)更新

写生会でのスケッチやデッサンなどの構図や色彩についての実技と指導法

はじめに

晩夏の候、胆振管内教職員の皆様方には益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。また、普段より胆振教育研究所の研究にあたり、多くのご理解とご協力ありがとうございます。

さて、当教育研究所では、胆振管内の教職員の研修への寄与と、教職員の資質向上を目的に夏期研究講座を開催し、今年度で25回目を迎えました。平成26年度は「演劇指導」、昨年度は「合唱指導」と、普段学ぶことが難しい実技系の講座を開催いたしました。今年度は、写生会や普段の授業の中で、専門的な指導力が大いに求められるスケッチやデッサンなどの実技や指導法について開催する運びとなりました。

講師には、伊達市立伊達中学校の堀江 友里菜氏をお招きし、「写生会でのスケッチやデッサンなどの構図や色彩についての実技と指導法」というテーマで講座を行っていただきました。

なお、本ページは講座の内容をまとめたものです。少しでも多くの先生方にご活用いただけると幸いです。

講師

堀江 友里菜

伊達市立伊達中学校 堀江 友里菜

研修講座の様子

研修講座の様子

悪天候の中、胆振各地から29名もの先生方が参加してくれました。前半の座学では、要点がまとめられた資料を基に、写生会の題材や指導のポイント、制作位置・指導の留意点・着色についてなど具体的にご指導していただきました。後半の実技では、雨天のため室内での作業になりましたが、5グループに分かれてデッサンから着色まで熱心に取り組む様子が見られました。時間が短く、最後まで完成されることができなかった先生方もいらっしゃいましたが、要点を学ぶことができたかと思います。

参加者の声

参加者の声

  • スケッチやデッサンについて、専門的に学んできたわけではなかったので、とても勉強になる内容でした。2学期、写生会があるため描き方など早速実施していきたいと思います。
  • 説明がわかりやすく良かった。実習の時間がもっとほしかったです。
  • 絵を指導する時に、どうしても小さく描いてしまう子が多く悩んでいましたが、対象の中心から描いて広げるなど、どうしたら大きく描けるか具体的に教えていただけたので良かったです。学んだことを意識しながら実践することができた。やはり頭では理解していても、実際にやってみると難しい部分が多く、教師が事前に描く必要性を実感しました。
  • 子どもに描かせる前に、自分がまず描いてみることで、つまづきの予想、指導の工夫を考えることができると思いました。とても、具体的に教えていただきありがとうございました。今後の指導に活かしていきたいと思います。
  • とても楽しませていただきました。普段注意していないところまで見ながら描くことが、こんなにも楽しいものだとは思いませんでした。今日はありがとうございました。
  • 参加者の声

  • 絵画指導の基礎を改めて知ることができたり、実 技の面で普段聞くことができないことを質問したり、大変有意義な内容でした。
  • 自分自身が絵が苦手なので、どのようにデッサンし明暗をつけたらよいか、少しわかりました。色の塗り方、影の付け方、色の重ね方がもう少し知りたかったです。
  • 美術科は一校に一人で、授業内容の交流等が全くできないので、こういう場があるのは嬉しいです。指導法など勉強になりましたし、楽しく描くことができました。
  • スケッチや着色の基礎を分かりやすく教えていただき、大変勉強になりました。実技の際、水彩絵の具での着色のコツや手順などをもう少し伺うことができるとよかったです。
  • このように絵を勉強するのは、ほぼ初めてということで自信がなかったのですが、今日の研修で、少し自信をもって子どもに声をかけていけるようになると思います。
  • 参加者の声

  • 彩色の失敗例など具体的に考えていただき、とても参考になりました。久しぶりに絵の具を使って塗る作業をしたことで、子どもたちに指導する際に気をつけることなど、改めて気がつくことができました。
  • 基本に立ち返り楽しんで絵を描けた。自分の思うように描けない子どもたちの心を再確認し、声かけをしようと思った。また、デッサンの仕方を詳しく聞けたので良かった。
  • 背景から薄く描く、描くものの中心を画用紙の中心に描くなど、写生会での指導に活かせそうです。また、実際に教師も描くことで、子どもの目線での困り感を感じることができた。
  • どのようにして描くのか、どのように塗るのかなど、小学校で子どもたちに教えていた方法ではないものを知ることができておもしろかったです。また、久々に絵を描いてみて、難しさ、集中力が切れてしまうこと、おもしろいところを実感できました。
  • 児童への働きかけ、声かけの具体的な例示があり参考になりました。また、自由に描くことや、ある程度大きさや構図をとらえて描かせることとの両立が難しいと感じました。
  • ポイントがおさえられていて分かり易かった内容でしたが、ただ描くだけではなく子どもにどう技術を教えるのか我流にならない方法が知りたかったので、もう少し実技をガツガツ教えてほしかったです。ゆっくりと絵を描く時間がない毎日ですので、貴重な時間でした。できれば、他の受講生の作品を見合ったり、講評してもらい技術をアップさせる時間がほしかったです。
  • 研修講座の様子

  • ポイントを絞った内容で良かったです。実技では、もっと遠慮しないでアドバイスしてくれれば良かったと感じました。
  • 日頃の授業で困ってしまう場面での声かけの仕方や、具体的な描画の仕方などとても参考になりました。事前に作品を作ってみる大切さも改めてわかりました。実際に描いてみて、引っかかるところがたくさんあったので、今後の指導に役立てていきたいと思います。
  • デッサンをする上での工夫や色塗りの注意点などを学ぶことができて、非常に参考になりました。今後の指導に活かしていきたいと思います。
  • モデルのとらえ方は大変参考になりました。画用紙を有効に使える描き方や、くびれを 意識させるところは、2学期以降取り入れてみたいと思います。三原色+白・黒だけで今は色塗りさせています。混色経験が小1で浅いので色見本を作ってみようと思います。絵の具の無駄使いが減るように工夫します。実際に描いてみて、バランスや遠近を出すのが難しかったです。いつもは児童と一緒に描いてこんな方法もあるよと説明しますが、まずは自分でやってからの方が児童のつまずきがわかって、効果的な指導になると思いました。

参考資料

  1. 写生会でのスケッチやデッサンなどの構図や色彩についての実技と指導法
  2. ビンのデッサン
  3. 観察して描く1
  4. 観察して描く2
  5. 見て描く楽しみ
  6. 自画像

 

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