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所長ご挨拶
2015年06月08日(月)更新
まず初めに、胆振教育研究所は、胆振管内の実態に基づいて教育理論と実態に関する研究を行い、教育の進展に寄与することを目的に昭和47年に発足しました。これまで、その目的を達成するために各関係機関と連携を密にして、小・中学校教育の充実と発展に努めてまいりました。
本教育研究所は、市が単独で研究所をもっている室蘭市と苫小牧市を除く、胆振管内9市町と協力しながら運営を行っていますが、現在、研究所員は10名で9市町の学校の中から選出され、勤務校に籍を置きながらその責務に当たっていますが、年間20回程度の所員研修会をもち、数々の研究や課題研究活動に関する事業等を推進しています。
具体的な各種事業を紹介しますと、まず、現職のニーズに応じ、指導力の向上を図るために年1回の「研修講座」を夏季休業中に実施しています。また、出版事業として、研究委託校・実践校における特色ある教育活動や優れた実践研究、本教育研究所の活動内容を掲載した「教育いぶり」(年2回)、「所報いぶり」(年5回)を発行しています。更には、管内的な視野に立って、管内の実態調査及び資料の収集、教育理論と実践に関する研究、研究紀要等の発行にかかわる事業を実施しています。

胆振教育研究所長
安宅 錦也
特徴的な取組としては、研究委託校・実践校と協力・連携を図りながら研究推進していく目的で、研究所員が研究委託校・実践校の校内研修や公開研究会に出向き、その研究内容に応じた資料を提供したり、指導助言をしたりする「学校訪問」をはじめ、研究実践発表大会(毎年6月)や合同委員会(6月と11月の年2回)の開催、研究委託校・実践校の研究をまとめた紀要の発行等を、年間を通して行っています。
さて、小学校では新学習指導要領が平成23年度から、中学校では平成24年度から全面実施されました。そのねらいであります確かな学力を育成し、それを通じて「生きる力」をはぐくむために、学校現場では、基礎学力の向上や授業改善、豊かな心の育成などに組織的に取り組み、学校力や教師力を高めていくことが課題になっています。
こうした課題を解決していくためには、専門的かつ実践的な視点からあらゆる知見を結集して研究を行い、各学校の校内研究に活かしていくといった取組が不可欠となってきます。
本教育研究所といたしましても、教育現場に軸足を置きながら、より身近で開かれた研究所、現場のニーズにしっかり応える研究所、学校と共に歩む研究所を目指していきたいと考え、平成25年度から新たな取組としてホームページを開設いたしました。
各学校におかれましては、本教育研究所の役割や事業内容を十分ご理解いただき、またホームページも積極的に活用されるなど、日々の授業実践の改善充実が少しでも図られることを心から願うものであります。