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平成28年度調査課題研究
2017年01月13日(金)更新
1.アクティブ・ラーニングに関するアンケートの実施について
次期学習指導要領の改訂に向け、「何を教えるか」という知識の質や量の改善はもちろんのこと、「どのように学ぶか」という、学びの質や深まりを重視することが必要であり、課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習(いわゆる「アクティブ・ラーニング」)や、そのための指導の方法等を充実させていく必要があると言われています。
そこで、胆振教育研究所では、管内小・中学校(苫小牧、室蘭市を除く)の「アクティブ・ラーニング」の取組や成果、今後の課題などを調査し、その結果を各学校へ研究のまとめとして還元することを目的としてアンケートを実施することと致しました。
回答していただくのは、小・中学校の教務主任、研究部長の方などを中心にお願いしたいと思いますが、教科・領域に関しては学年主任や各教科主任と確認しながら、なるべく多くの方の意見を取り入れ、学校としての意見をお聞かせいただけると幸いです。ご多用のところを恐縮ではありますが、ご協力の程よろしくお願いいたします。
なお、回答は、別紙回答用紙に記入願います。
2.アクティブ・ラーニングについてのおさえ
本教育研究所では、文部科学省「教育課程企画特別部会における論点整理について(報告)平成27年8月21日」及び、「用語集(p3、4、9)」より、アクティブ・ラーニングを以下のように定義付けをします。
アクティブ・ラーニング※①とは、課題の発見・解決に向けた主体的※②・協働的※③な学びであり、習得・活用・探究という学習プロセスに沿った自らの考えを広げ深める対話を通して、多様な汎用的能力を育てる学習方法である。
※①アクティブ・ラーニングとは、発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれ、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法です。
※②主体的とは、子どもが自ら進んで学ぶことを意味しており、学習課題や学習問題を発見・設定したり、既有知識を生かして解決の見通しや振り返りを自分の言葉で書いたり発表したりすることとします。
※③協働的とは、グループ内で友達と協力して学んだり、グループを超えて課題解決の検証・評価を行ったり、交流・対話して自らの学びを深めていくことを意味します。